ストレスって何?
ストレスがたまって…ストレスのせいで…など何気なく使っているストレスという言葉ですが、ストレスってなんでしょう?
体が外から受けるストレスとして、重力に逆らう事や運動、気候の変化、細菌・ウィルスの感染、化学物質(食べ物や薬)、生活行動、そして精神的なものがあります。
世間の多くは精神的なものだけをストレスと言っていますが、一口にストレスといってもこれだけの物が関係し体に影響を与えます。気候変動の激しい季節であれば体は一定の体温を保つとうとストレスがかかり、ウィルスが多い時期であればそれに対抗するためにストレスがかかり、寝不足や食事の内容が悪いなどなど多くのストレスを受けています。その状態で精神的な重圧がかかれば、あたかも精神が一番問題を起こしたかのように扱われますが、全てが複合的に重なり合い下図のように体の許容量を超えるとあふれ出て何らかの症状が出てきます。
ストレスがたまると胃が痛くなる人、下痢をする人、頭が痛くなる人などいますが、なぜ人によって症状の差が出るのでしょうか?それは元々体質的にその部分が弱くてストレスがかかると疲れやすい部分であり、症状の出やすい部分です。
ストレスからの症状を減らすには
まずは全体のストレスの見直しを行います。夏の場合だと暑さが体にとってのストレスです。特にクーラーをしっかり使うことが必要ですが、冷えるのも体にとってはストレスなので体に温度を合わせるのではなく、温度に対して服装でちょうどいいように合わせます。過度な運動も体にはストレスです。汗をかく運動は基本的に体に負担がかかります。そのような生活の中での負担のかかる行為や環境の見直しが大事です。
ストレスに対して強くなるには
元々の体質によりストレスに対する許容量が違います。また脳の疲労や老化により受け入れる器、許容量が小さくなる事も十分に考えられます。逆に言えば許容量、つまり器が大きくなれば少々のことでは症状が発症しにくくなります。
質の良い睡眠をとって「脳」を回復させる事が一番のストレス解消になります。その為に質の良い睡眠をとれる環境、体の状態が必要です。そして体質改善の調整を繰り返し受ける事で、脳・自律神経を強くして体の許容量を大きくする事も必要になってきます。
「すごく体がつらい時」と「元気で体調がいい時」にかかる精神的ストレスは、同じものでも感じ方や体への影響は大違いだという事は体験していると思います。つまり体の状態次第で精神的ストレスははねのけられるものです。
夜も寝られないぐらいの精神的ストレスは確かにつらいですが、言いかえれば体にとっては寝られない事で体力が奪われるのがつらい事であって、寝られればその影響は少なくなります。
全てを精神的なものが影響しているとあきらめずに全体の見直しをしましょう。そして頭のむくみを取り除き、脳が一番つらく感じる「脳の圧迫ストレス」を取り除きましょう!!