仙腸関節の痛みでお悩みの方へ
「立ち上がる時に腰やお尻が痛い」
「片側の腰だけ痛む」
「長時間座っているとつらい」
「歩き始めに違和感がある」
このような症状では、仙腸関節に負担がかかっていることがあります。
仙腸関節は骨盤の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。
痛みが出やすい場所ではありますが、当院では「仙腸関節が悪い」のではなく、「なぜ仙腸関節に負担が集まったのか」を大切に考えています。

仙腸関節とは?
仙腸関節は、背骨の一番下にある仙骨と骨盤(腸骨)をつなぐ関節です。
以前は「ほとんど動かない関節」と考えられていましたが、現在では画像解析や生体力学の研究により、わずかな動きがある関節であると分かってきています。
動きは数ミリ、数度程度と非常に小さいものですが、そのわずかな動きが歩行や立ち上がり、階段の昇り降りなどで衝撃を吸収し、全身へ力を伝える重要な役割を担っています。
そのため、仙腸関節だけでなく、周囲の筋肉や靱帯、神経系との協調した働きも大切になります。
仙腸関節に負担が集中する理由
仙腸関節は、体全体のバランスの影響を受けやすい関節です。
例えば、
- 姿勢の偏り
- 股関節や足首の動きの低下
- 呼吸が浅く体幹がうまく働いていない
- 長時間同じ姿勢で過ごす生活
- 出産後の骨盤への負担
などが重なることで、仙腸関節へ負担が集中することがあります。
つまり、仙腸関節は「原因」というよりも、体全体のバランスが崩れた結果として負担を受けている場合も少なくありません。
内臓とのつながりにも着目しています
当院では、筋肉や関節だけでなく、内臓との関係も考慮しています。
例えば、姿勢の維持に重要な腸腰筋は腎臓の近くを走行しており、解剖学的にも密接な位置関係にあります。
また、「内臓体壁反射」という考え方では、内臓への負担が神経を介して筋肉の緊張や関節の働きに影響を与えることがあるとされています。
そのため、腎臓や消化器への負担が続いている方では、腸腰筋の緊張が高まり、その影響が仙腸関節へ及んでいる可能性も考えられます。
もちろん、すべての仙腸関節の痛みに当てはまるわけではありませんが、当院ではこのような全身のつながりも評価しながら施術を行っています。
神経系の働きも重要です
筋肉や関節は、脳や神経からの指令によってコントロールされています。
疲労や睡眠不足、ストレスなどが続くと、神経系は体を守ろうとして筋肉を必要以上に緊張させることがあります。
骨盤を支える腸腰筋や殿筋、体幹の筋肉が本来の働きを発揮しにくくなると、仙腸関節への負担も大きくなりやすくなります。
当院では、関節だけでなく神経系が本来の働きを取り戻し、体が回復しやすい状態を整えることも大切にしています。
当院が大切にしていること
仙腸関節は、体からの「ここに負担が集まっています」というサインかもしれません。
そのため当院では、
- 仙腸関節の動き
- 骨盤や背骨のバランス
- 股関節や足首の機能
- 呼吸や体幹の働き
- 神経系の状態
- 必要に応じて内臓とのつながり
などを総合的に評価し、「なぜ仙腸関節に負担が集まったのか」を考えながら施術を行っています。
痛みのある場所だけを追いかけるのではなく、体全体が本来のバランスを取り戻し、仙腸関節へ負担が集中しにくい状態を目指すことが、再発しにくい体づくりにつながると私たちは考えています。

077-532-7417