歯ぎしりとは
歯ぎしりとは、上下の歯をこすり合わせる行為です。睡眠時に生じるために自覚がない人が多く、無意識に行っている人がほとんどで、歯医者や家族に指摘される事で分かることもあります。
食いしばり、噛みしめ
顎がリラックスしている状態であれば歯は当たっていません。通常上下の歯と歯の間に2ミリ程度のスペースがあるとされています。食いしばり、噛みしめは、就寝中や何かに集中している際に無意識に歯を食いしばる行為です。知らないうちに歯を食いしばっているので自覚することが少ないです。
歯ぎしりや食いしばりをすると、噛む動作に関係する咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん)などの筋肉に、強い負担がかかり炎症が起こります
食いしばりは、歯の欠損、顎の痛み、首こり、肩こり、頭痛などの症状にもつながることがあります。
一時的な対処法
噛む筋肉(咬筋、側頭筋、首前面の筋肉)のストレッチを行います。
歯医者ではマウスピースで歯の保護をする提案をされます。
当院が考える噛みしめ、食いしばり、歯ぎしりの原因は?
交感神経が常に優位、または副交感神経の働き低下している事
頭(頭蓋骨)が大きくなり頭蓋骨が硬くなる事(歯ぎしり、食いしばりを訴える方の多くは頭が固い方がばかりです)
頭は動く?
両方の側頭部を柔らかく手で覆い、奥歯で左右順番に嚙み締めてください。
側頭部の筋肉と共に頭が若干動くのを感じられると思います。
寝ている間に起こる歯ぎしりや食いしばりは、無意識に頭の固さを解消させる為の行動とも言えます。
嚙みしめ、食いしばり、歯ぎしりへの当院でのアプローチ
脳機能が低下することによる自律神経の働きを整えます。
嚙みしめ、食いしばり、歯ぎしりをされるという方は頭蓋骨が硬く固まっている方が多く、頭蓋骨に柔軟性を付ける調整が必要です。
頭蓋骨は硬いものだと思っている方も多いですが、ある程度の柔軟性があります。頭蓋骨の硬さには個人差、体質によるものもあります。
マウスピースで歯が欠損しないように保護する事は解決にはなりません。
頭の柔軟性を付けていき、歯ぎしり、食いしばりが起こりにくい体にしていくことが必要です。