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脳が安心すると、慢性痛は変わり始める

慢性痛は「痛い場所」だけの問題ではないのかも?

腰痛や肩こり、首の痛みなどが何か月、何年も続いている。

レントゲンやMRIでは大きな異常が見つからないのに痛みが続く。

マッサージや整体を受けると一時的には楽になるものの、またすぐに辛くなる。

このような慢性痛には、痛い場所だけでは説明できない要因が関わっていることがあります。

近年の研究では、脳や神経系が痛みに対して過敏な状態になっていることが、慢性痛に関係する場合があることが分かってきました。

痛みは体からの「警報」

痛みは悪者ではありません。

本来は、体を守るために必要な警報システムです。

例えばケガをしたときに痛みを感じることで、その部分を守り、回復しやすくなります。

しかし、慢性痛では体が回復してきても、警報システムが敏感なままになってしまうことがあります。

すると、本来であれば気にならない程度の刺激でも、脳や神経が「まだ危険」と判断し、痛みとして感じやすくなることがあります。

脳は常に「安全かどうか」を確認している

私たちの脳や神経は、常に体や周囲の環境を確認しています。

「安全」と判断すれば、

・呼吸は深くなる

・筋肉の緊張が和らぐ

・消化や睡眠など回復する働きが高まりやすくなる

・体を修復する力が発揮されやすくなる

一方で、「まだ危険」と判断すると、

体は身を守るために緊張を続け、神経は敏感な状態になりやすくなります。

慢性的な痛みも、このような状態が背景にある場合があります。

呼吸は脳へ「安心」を伝える大切な働きがある

呼吸は酸素を取り込むだけではありません。

横隔膜がしっかり動く呼吸は、自律神経のバランスを整え、脳や神経へ「今は安全です」という情報を伝える大切な役割も担っています。

呼吸が浅い状態が続くと、体は無意識に緊張しやすくなり、神経が過敏な状態から抜け出しにくくなることがあります。

だから当院は、慢性痛の方ほど呼吸の状態を大切に考えています。

神経が働きやすい体の環境も重要

脳や神経は、十分なエネルギーと栄養があって初めて本来の働きを発揮できます。

例えば、

・血糖の乱れ

・慢性的な炎症

・腸内環境の乱れ

・睡眠不足

・栄養バランスの偏り

などが重なると、神経が過敏になりやすい環境につながる可能性があります。

当院は、機能性医学の考え方も参考にしながら、神経系が本来の働きを取り戻しやすい体の土台づくりも大切にしています。

当院が目指していること

当院は、痛い場所だけを施術するのではなく、

「なぜ脳や神経が過敏になってしまったのか」という背景にも目を向けます。

姿勢や呼吸、自律神経、睡眠、腸内環境、栄養状態など、さまざまな要素は互いに影響し合っています。

これらを総合的に整えながら、脳や神経が「もう大丈夫」と安心して、本来の調整力や回復力を発揮しやすい状態を目指すこと。

それが、当院が慢性痛に対して大切にしている考え方です。

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